「編集データも一緒に送ってください」

いざ納品の段階で、お客さまからそんな追加依頼をいただくことがあります。
結論から言うと、どうしても必要という場合に限り、譲渡条件に応じた別途費用を頂戴し、編集データを譲渡しております。

「制作費＝編集データの制作費」ではありません

制作費はあくまでも印刷物等「成果物」を作るための作業費です。編集データには制作者（制作会社）の知識と技術がつまっており、知的財産として法的に保護されています。成果物を生産するために必要な各種データは「中間生成物」と呼ばれ、これらの著作権は制作者（制作会社）が保有することになるのです。

当社へのご依頼に対する成果物は、印刷物またはWebサイトなどの最終表示用の電子情報です。その為、当社が提出する見積書には一部案件を除き※成果物の制作・納品に必要な費用のみを掲載しており、「中間生成物または著作権の譲渡料金」は含まれておりません。

※　例外的案件を参照

著作権について

中間生成物に関する法的権利を簡単にご紹介いたします。

上記により、デザインなどの著作物を委託契約した場合は著作者である制作者や制作会社などに著作権および著作者人格権が発生します。
著作者である当社は「著作権法二十六条の二　（譲渡権）」に基づき、中間生成物の譲渡に関する各種契約を行わない限り、編集データの譲渡は行っておりません。
編集データの譲渡につきまして、当社では下記のとおりデータ条件に応じた対応をしております。

これらは、わたくしども制作会社が所有する知識と技術の無制限な流出を防ぎ、ひいては健全な経営を維持するために必要不可欠な取組みでありますこと、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

例外的案件

当社にご依頼いただく案件のなかでも、ロゴの制作とキャラクターの制作については特殊な扱いとなります。 ロゴもキャラクターもそもそも多目的な使用（ 2次利用 ）を目的とする素材の為、これらの案件については初めから著作権の譲渡料金を含めたお見積もりを提示の上、AIファイル（アウトラインデータ※）で納品いたします（JPEG、PNGの画像ファイルもセット）。
多くのデザイン会社でロゴ、キャラクターの制作料金が一般的な印刷物よりも高い設定になっているのは、当社同様、著作権の譲渡料金をあらかじめ含めているためです。

※ ブランディングの観点からロゴとキャラクターの完成データはアウトラインデータとなっております。

あらゆる印刷物の制作を承っております

編集データが必要な理由で最も多いのが、他の制作会社に注文する「他の制作物への流用」です。
当社はあらゆる印刷物の制作を承っております。総合的なコストダウンを図るためにも、他の印刷物の制作も是非当社にご相談ください。

オーダーメイド提案のマニュアル作成Manual production agent

「こういうのを作りたい」に応えるオーダーメイドな提案で「わかる」「使いやすい」マニュアルを実現いたします。
取扱説明書、業務マニュアル、販社・商社向けマニュアルなど、様々なマニュアルに対応しております。

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